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奉仕者派遣
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リラプレカリア
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ハープ 病床にある方や心身に痛みを持つ方に、ハープと歌による祈りをお届けする活動です。その目的は、訪問を利用してくださる方(以下、利用者)一人ひとりに「あなたはそのままで価値のある大切な存在です」と伝えることにあります。私たちはベッドサイドで利用者の呼吸に合わせながら音楽を奏でることで、共感と敬意をもって利用者と共に在ること、そしてそれが利用者の癒やしとなることを目指しています。


①リラ・プレカリア研修講座
kensyuukouza リラ・プレカリア研修講座は、2年間のボランティア養成プログラムです。この期間、受講生はハープと歌の技術指導を受けながら各々が自分の内面と向き合い、心の学びを深めます。また、傾聴やターミナルケア等の各種外部講座を受講し、さまざまな問題で悩み苦しむ方々へ生きた祈りをお届けするための訓練を重ねます。
研修講座の受講生は、週2日の授業の他に、ホームワークとして毎日最低3時間、心と音楽の課題に取り組みます。2年間の講座の後半では、習得した技術をホスピスや施設等の病床で実習します。

 

②社会へ奉仕
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社会への奉仕はリラ・プレカリアの真髄です。講座修了者は、ホスピスや施設の病床にある方々、また健康上の、あるいは心の問題で苦しむ方々の傍らでハープと歌による祈りを捧げながら奉仕します。この働きの目的は、目の前にいる方お一人おひとりに「あなたはそのままで価値のある大切な存在」だと伝えることです。呼吸に注意を払いながら、ハープと歌を用いて共に時間を過ごします。リラ・プレカリアは音楽療法ではなく、一つの祈りの形です。音楽には、言葉にはなし得ない力があります。
「ダビデが傍らで竪琴を奏でると、
     サウルは心が安まって気分が良くなった。」
           旧約聖書 サムエル記上16章より
リラ・プレカリアは社会奉仕活動です。JELAは訪問を希望する方と、講座修了者との間のコーディネーターの役割も担います。

③社会への教育活動
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 ハープと歌による生きた祈りの意義は、まだ日本では十分に知られていません。キリスト教関係者にとどまらず、一般社会から幅広い理解と支援が得られるよう、JELAは各種セミナー、公開講座等により、積極的に教育活動を展開します。

 

④私たちもリラ・プレカリアに期待しています。関根
 当院では、2007年10月から毎週1日、2名の方にボランティア活動を続けていただき、早6年近く経過しました。今までに、のべ500人程の患者さんにご依頼してきました。疾患や病気を問わずさまざまなご病状の患者さまに、真心のかよったハープと歌で祈りを届けてくださっています。あるときには集中治療室で闘病中の人工呼吸器管理の患者さんやご家族に、あるときにはお看取りがもうすぐの患者さんや付き添いのご家族やご友人に、またあるときには、病状は重篤でなくとも精神的なつらさが強い方に。認知症等で言葉での意思疎通に難渋するような方にもご依頼しています。ハープと歌の後に、患者さんの表情が穏やかになるばかりでなく、身体機能面として呼吸状態が安定したり、痛みが和らぐこと等も経験します。また、今、生きていることや周りのものすべてに感謝したい、という気持ちが内面から自然に湧き上がったと不思議な経験を語って下さることもあります。宗教や信条といった枠を超えて、このような素晴らしいケアの可能性を秘めたリラ・プレカリアの活動の輪がこれからも広がってほしいと思っています。   
                亀田総合病院 疼痛・緩和ケア科 関根龍一

山本「きぼうのいえ」は行き場を失い、親族に会う縁をも失った上に余命に宣告を受けている、ホームレスの方々のホスピスケア施設です。入所されてくる方々は非常に厳しい生涯を送ってきた場合が多く、人生、いのちというものに希望を失っていることが多いのです。リラ・プレカリアはそんな自分の人生と和解をし、これから自分の生涯に立ちはだかる死を受容し、次の世界への希望を持つために、極めて意義深いものがあります。実際、このセッションを受けることで、周囲の環境やスタッフに優しくなり、今生のいのちの瀬戸際で劇的に感謝や愛を表現できるようになったという事例がたくさんあります。身体の痛みや苦痛を取り除くだけではなく、精神的、霊的な面で平穏で安らかな終焉のために役立つことのシンボルとして、「リラ・プレカリア」は多大な貢献をしてくださっています。                   きぼうのいえ施設長 山本雅基

 

リラ・プレカリア(祈りのたて琴)と音楽死生学(ミュージック・サナトロジー)の違い -キャロル・サックの見解

 私は、音楽死生学(ミュージック・サナトロジー)をアメリカで訓練、そして認定を受けました。帰国後、日本福音ルーテル社団(JELA)より、私が学んできたことを日本人に普及してほしいと依頼を受けた時は、日本語で書かれた教材や人材がいない為、不可能だと感じました。

 音楽死生学は、医学の分野に拠点を置いており、物理的に死んで逝く人にのみ適用されます。私は、医学的なトレーニングのバックグラウンドがありません。それで、JELAからの申し出を断るべきだと感じました。しかしながらアメリカで学んできたことを独自のやり方で追求する(パストラル・ケアを骨組みとし、特に詩編の内容をはめ込む)ことによって新しい分野を立ち上げ、JELAの申し出を受けることが出来ると感じて決心しました。
 リラ・プレカリア(祈りのたて琴)の方法論は、音楽死生学の働きと文脈から完全に受け継がれていますが、ウォルター・ブルーグマン著「詩編のスピリチュアリティ」を手引きとしているところにリラ・プレカリアの独自性があります。スピリチュアルに重点を置き、祈りの要素を取り入れていることから、私はこれを「ハープと歌による生きた祈り」と呼んでいます。

 この2つの分野の違いは微妙だと思われるかも知れませんが、微妙な違いと感じることがとても重要なポイントです。私の尊敬する音楽死生学の先生は、この問題に関してとても繊細です。私も先生の意見に賛成です。先生の先駆的な活動を尊重したい、しかも私が教えていることは、音楽死生学から学んだことを全て教えているわけではなく、音楽死生学に基づいて教えていることなどから、異なる分野として「パストラル・ハープ」、プログラム名を「リラ・プレカリア(祈りのたて琴)」と名付けました。
 方法論はリラ・プレカリア独自のものではありません。リラ・プレカリアの独自性とは、「今日の生きる詩編」という内容と音楽死生学の方法を一緒にしたところにあります。要するに、リラ・プレカリアはパストラル・ケアに基づき、音楽死生学は臨床医学に基づいています。

 また、リラ・プレカリアは死に逝く人のみに焦点を当てていません。あらゆる年齢や状況の人々、誰に対しても音楽を通して祈りが必要な人へ働きかけます。例えば、鬱状態の学生たちに働きかけます。生死に関係のない患者さんへも働きかけます。しかしながら、実際の患者さんの大多数は、ホスピスや老人ホームにいる患者さんです。ともあれ、私はこの働きが、人生の中で「新しい境地へ向かう」必要のある人に役立っているのを目撃しています。

 なぜ詩編?
詩篇は、英語で「Psalms」と言い、ギリシャ語の「Psalmos」に由来します。この「Psalmos」は「弦楽器で伴奏される歌」の意味です。これはリラ・プレカリアで文字通り実践していることです。

 詩編は、旧約聖書の中で150編から成る祈りの歌で構成されています。そして、人間のあらゆる感情-称賛、信頼、恐怖、悲嘆、絶望、怒り、復讐、疑い、祝い、喜びなど、陽気な山頂から最も低い絶望の谷まで呼びかけます。その中でも嘆きの詩がジャンルとして最も数が多いのが特徴で、驚く程に人の気持ちを正直に表現し、何事も包み隠したりしていません。それらのテーマと歌詞は、過去3000年以上に及ぶソマリアやエジプトなど、聖書が作られる前の古代文明と類似しています。それ故に私は、詩編が人間の魂の普遍的な表現であると思います。

 私が詩編をリラ・プレカリアに取り込んでいる理由は、宗教的な価値観からだけではなく、私たちの人生における経験を鏡として反映しているからだと信じています。

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