難民支援

JELAの難民支援事業は、1984年に日本の外務省の要請で始められました。政府やNGOから意見を聞くうちに、難民申請者が経済的負担の心配なく住める住居が必要であるとの認識に立ち、1989年と2011年に都内の2か所に難民申請者入居用のアパート「JELAハウス」を購入し、住居提供を中心とした支援活動を展開しています。また、出身国で十分な高等教育を受けられなかった難民の方々が、日本の大学や大学院に合格したにもかかわらず財政的余裕がない場合に、卒業までの学費を提供することも活動の大きな柱にしています。

JELAハウスとはこんな施設です

JELAハウスは板橋区と江戸川区にあり、併せて15世帯が独立して居住できる空間が確保されています。部屋毎に、キッチン、布団、冷蔵庫、洗濯機、テレビその他の生活必需品を取り揃え、生活に困窮している難民申請者を中心に、経済的に出ていける状態になるか、住宅に関する公的サポートが得られるまで、家賃のみならずガス・電気・水道代を含めて無償で提供しています。どちらのハウスにも日本人の管理人が常駐し、入居者の質問に答えたり、緊急事態発生時に迅速な対応が取れるように努めています。

とくに、2011年に設置した江戸川ハウスには共通部屋を設け、自由に使えるPC環境の整備や日本語教師による日本語レッスンの提供を行っています。

なお、入居者選定に関しては、UNHCR、難民事業本部、NGO等からの依頼を受けた方の中から必要度を判断して住んでいただいていますが、いつも満室状態です。運営にあたっては難民支援協会の協力をいただいています。

いろいろな団体と協力しています

難民を支援するにあたり、JELAは国内の主要な難民支援NGO十数団体の連携組織であるNPO法人「なんみんフォーラム(FRJ)」に加盟し活動を展開しています。また、ルーテル難民協力懇談会を年3回主催し、内閣官房・法務省・外務省の難民関連部門やUNHCR及び難民支援NGOを招待して、インフォーマルな形での情報交換を行い、実のある難民保護を目指しています。